活動報告

令和4年9月15日 総務常任委員会

更新日時:2022.09.16

△[報告事項及びその他に関する質問応答] 

◆新谷博範委員 姉妹都市との交流事業について、本会議でも言ったが、主要国家のニュースを見ていてもSDGsという言葉を聞いたことがなく、フランスのニュースを見てもSDGsとは一度も言っていない。日本ではSDGsと言うが、友好都市がSDGsのことを言っているか確認しているのか。

◎眞辺国際交流課長 それぞれの国や都市によって濃淡はあると思うが、少なくともゲント市ではSDGsの取組をしており、昨年50周年の記念調印があったが、その際、新たな合意書にはぜひSDGsの項目を盛り込んでほしいとの要望があった。また、韓国の全州市もSDGsにつながりが深いとされるフェアトレードタウンになっており、必ずしもSDGsが姉妹都市の中で普及していないことはないと承知している。

◆新谷博範委員 程度の差はあれ、日本ではSDGsは何か魔法の言葉みたいになっていて、みんなで頑張れみたいにやっているが、世界との乖離が非常に大きいと思う。もう少しきちんとしたデータ、例えば今回バッファロー市に行くようだが、アメリカ、ベルギー、中国もある。世界は動いているわけで、そこのところをしっかりやらないと、この前もSDGsのフェスタを金沢でやっていたが、世界とあまりにも乖離しており、何か日本だけが特別視してやっている。別に悪いことではないが、何か一致していないと思う。国際交流課にはその辺のところをちゃんと調べてほしい。
 新交通システムについて、長いこと議論してきた話が、ようやく新しい委員会でまとまっている。ただ、本会議で勉強不足の発言が多く見られた。委員会での説明が議員に周知されていないことが、今回の本会議で分かった。今回の新しい交通システム導入委員会では、既存交通にもう一回立て直しということで決まったわけだが、各議員にちゃんと説明しているのか。

◎近藤交通政策課長 まだ委員会から提言してもらっていなかったため、委員指摘のような議員への周知はできる状況になっていない。ただ、間もなく提言してもらえるので、その後は委員会での説明も含めてしっかり周知していきたい。

◆新谷博範委員 これだけ新聞に出ていて、委員会で討議していて、長い年月をかけて、最終的にBRTとLRTになっていって、そしてそれが今止まって、ほかの議員の質問にもあったように、まずフィーダー交通とかいろいろ地域の足を、もう一回地域公共交通を守ろうという方向に行っている。この委員会は大丈夫かもしれないが、各議員への周知徹底がされていないから、あまりにもひどい、無駄な議論に時間が割かれている。提言までと言うが、もう提言の前に議論は終わっているわけである。提言がいつ出て、その提言に関して、ここの委員は当然として、きちんと各議員に対する周知がないと、脱線の議論が多過ぎて聞くに堪えないことが起きる。提言が出たとき、この委員会も含めて各議員に対する周知徹底を約束してほしいが、どうか。

◎新保都市政策局長 委員指摘のとおり、現在、新しい交通システム導入検討委員会、都市圏の交通の関係、第3次交通戦略と大きく3つが動いている。その中で一番大きいのが第3次交通戦略で、今年度末にまとめる予定である。都市圏の交通や新交通についても、どうしてもリンクする部分もあり、その辺の議論の中でどういう着地点がよいのかを第3次交通戦略でまとめるため、議員各位のいろいろな質問の中でしている議論は決して無駄ではなく、いろいろな考え方があるので、それらも含めてどのように取りまとめるか今後考えていきたい。第3次交通戦略が取りまとめられたら議員に説明し、取りまとめる前にもパブリックコメント等で市民の意見も聞くので、そのように進めたい。

◆新谷博範委員 その点において、石川線や浅野川線といった鉄道の件に関しても北鉄という事業者が明確にいて、意見も出ていて、法定協議会までもう設置されている。その取りまとめまで議論が進んでいるにもかかわらず、その議論さえも無視したような議論が議会でされている。議会にそういう情報が流れず、情報の平準化や共通化、それには第3次戦略をつくるのは当然だが、第3次戦略をつくるにもこの法定協議会の議論やいろいろな議論が下地になってつくられると思うので、そこだけきちんとしてほしい。市の方向性がある程度決まっていて、そういう議論がされているものを整理整頓して第3次戦略の策定にはしっかりと入れてほしい。