活動報告

令和2年5月8日 文教消防常任委員会質問答弁

更新日時:2020.05.09

◆新谷博範副委員長 心のケアとして、電話等を通じて家庭に連絡するとのことだが、これについての状況は確認しているのか。学校から電話が一本もないと私のほうに苦情が来ているが、どうなのか。

◎寺井学校指導課長 基本的には、学校から電話をかける時間帯や曜日等を事前に知らせた上で、保護者または児童・生徒に直接電話をかけ、健康状態や学習状況を確認するように努めている。ただ、なかなかタイミングが合わないことや、学校から電話をかけたときに出られない状況にある家庭もあると聞いているので、その辺については、今後またきめ細かく連絡が取れるように学校に指導していきたいと考えている。

◆新谷博範副委員長 それはおかしい。電話番号を全部把握しているのであれば、何時から何時の間に電話すると留守番電話の録音にも残せるし、またはショートメールでも送れるはずである。教職員の勤務時間もあり、どうしても連絡がつかない場合は午後6時以降になってしまうかもしれないが、そこはある程度フレキシブルに融通が利くようにしなければならない。各学校には通知を出して確実に全員に電話連絡することを義務としているのか。

◎寺井学校指導課長 健康状態や学習状況の電話による確認については、通知により各小中学校に指導している。ただ、実際に何回電話したのか、また、確実に電話がつながったのかについては、教育委員会としての検証はしておらず、幾つかの学校の状況を確認しているところである。学校からの連絡については、保護者または児童・生徒とは大体ついていると聞いているが、学校全体の状況については、学校指導課としては把握していない。

◆新谷博範副委員長 教育委員会の仕事はそれを徹底させることである。各小中学校に指示を出しているだけで、それが徹底されているのかを検証していないのでは、指示を出している意味があるのかわからない。前回の委員会でも同じことを言っている。私が言っているように、電話連絡が来ていない児童・生徒がいるのに、その検証もしていない。今からまた新たに電話等を通じてやるというのは矛盾がある。教育委員会として、しっかりと学校長を通して、各先生たちに対して連絡を取れない子どもについてはどうするのか、ほかの教員から連絡するのか、しっかりとした対策を取らずに新しく電話等による連絡をしても意味がないと思わないのか。もう一度、そのことについて説明してほしい。

◎寺井学校指導課長 委員指摘のとおり、まず電話での連絡等について、学校での実施状況を把握し、連絡がつきにくい児童・生徒についての対処の仕方についても、学校と協議して対応していきたいと考えている。

◆新谷博範副委員長 協議している間に5月31日までに時間がなくなる。まず、きちんと通知を出してすぐ報告を上げることや、連絡がついていない児童・生徒に対しては、このようにして連絡を取りなさいといったように、ある程度強制的に指示しなければ前に進まないのではないか。この期間にやらなければならなかったことを後でやらなかったと言っても意味がない。しっかりとこの期間に検証するようお願いしておく。